未来農業創造研究会がめざすもの

日本の黎明期から現代まで長きにわたり私たちの生命を支えてきてくれた日本農業。その日本農業が今、さまざまな要因のもとで大きな転換を迫られています。多くの課題をもつ農業ですが、生命を司る根幹産業としてその必要性・重要性はより高まっており、未来へ向けた大きな進化が必要です。

進化した新しい未来農業、その一端を新しく瑞々しい価値観を持った、若者と女性が担ってゆくでしょう。また、異分野から農業に魅せられた方々もその専門知識と感性を農業で活かしてゆきます。新しいわたしたち未来農業創造研究会(農創研)はそんな方々と共に農業を応援し、ともに成長してゆくことを目的としています。

大地の力コンペが目指すもの

課題多き農業ではありますが、これまでも、そしてこれからも非常に重要であり、大きなパワーと魅力を持った産業であります。その力は現代社会を悩ませる問題を解きほどくことができるかもしれません。そのような、農業の力やそのフィールドを通してさまざまな社会課題の解決を目指す動きを「アグリ+(アグリプラス)」と名付けました。

大地の力コンペは「アグリ+アイデア」を表彰するとともに、未来に向かって大きくはばたくお手伝いをすることを目的とします。

また、未来農業の中心となる若者・女性が活躍できる事業やアイデアにスポットをあてるとともに、異分野からの知恵も取り上げながら農業の裾野を広げることを目指します。

テーマ

大地の力第7回テーマは「農業 x 2030年の世界」です。

社会・環境が急変する世界で農業をいかに活性化するか。
2030年の未来を想像し、どのような社会で農業がどのような姿であるかを描いてください。

「10年ひと昔」という言葉があります。
インターネットやSNSで情報がいくらでも集められる現代では「1年ひと昔」とも感じられます。
時間が矢のように進む時代、約10年後の日本・世界はどのように変化しているのでしょうか。

ウクライナ情勢や世界情勢が悪化し、暗黒の時代が来ているかもしれません。
その反対に、イデオロギーや国境が過去のものとなった明るい未来の可能性も十分あります。
まずは2030年の世界がどのようなものか思い描いてください。
そしてその時代に農業はどのようなカタチで存在するでしょうか。

課題が山積している農業と言われていますが、さまざまな変革・改革が急速に進んでいる分野でもあります。
そんなダイナミックな時代、あなたはどんな課題に取り組み、どのような未来を創造できるでしょうか。

募集内容

みんなが活躍

年齢や性別、国籍、文化、宗教、価値観、障がいの有無などに関わらず、誰もがそれぞれの個性を活かして活躍できる仕組みを作り、誰も置いてきぼりにならない社会をつくるアイデア

命をつむぐ

食や農の分野で、生物多様性や少子化問題などの解決に寄与するアイデア

地域を元気に

地産地消など、地域に根差した食文化や農業遺産を利用しながら、地域を活性化するアイデア

環境を守る

農業と深い関係のある環境問題。その諸問題を解決するアイデア。

明日を創る教育

環境に配慮した消費行動をとれる消費者や、つくりてを育成するアイデア

パートナーシップ

異分野からの、農業の発展や持続可能性につながるアプローチ

ミライの道具

環境問題・食品ロスなどの諸問題に先端技術を用いて取り組むアイデア

そのほか

社会的な課題を解決に導くアイデア

審査項目

社会的インパクト

農業だけではなく社会全体をよりよくするものかどうか

革新性

これまでにない、ワクワクするようなアイデアであること

事業性

実現可能性があり、持続性があること